最終更新: linguistudent 2021年02月15日(月) 17:36:23履歴
等位接続テストは、ある語連続と別の語連続が等位接続できることもって、それぞれが構成素を成すことを示すテストである。
大区分 | 小区分 | 類型 | 対象言語 | 水準 |
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統語・構文 | 構成性テスト | 切り貼り型 | すべて | 基礎 |
a. My friend liked the play and enjoyed the book.(a)の等位接続文は自然であるが、(b)の等位接続文は不自然である。
b. *My friend enjoyed and my family liked the book.
ある語連続が構成素を成しているかどうかを確かめたいとき、その語連続と別の語連続とが等位接続された文を作ればよい。その文が可能であれば、ともに構成素を成していることが示される。なお、等位接続詞の例外的な用法を除けば、両者は同じ統語的カテゴリーであることも確かめられる。
通常、等位接続されるのは同じ統語的カテゴリーの構成素同士である。したがって、(a)は動詞と目的語名詞句の語連続( liked the play と enjoyed the book )が構成素を成していること、それに対して(b)は主語名詞句と動詞の語連続( My friend enjoyed と my family liked )が構成素を成していないことが分かる。
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